asako_naturopathyの日記

病気は人生を変えるチャンス🎵

化学物質過敏症でガンになり、自然療法で回復した治療記③ とことん追い詰められ、鶴見クリニックへ、、

 このようなことから、CSを発症してしまうと、人の居る所は必ず柔軟剤や洗剤、化粧品や香水や整髪料の香りやニオイが充満しているため、それまでのように学校や仕事に通うことも、気軽に友人と会い、おしゃべりや食事をすることも、公共交通機関を利用することも、体調不良で病院を受診することも、災害時に避難所に行くことも困難になってしまいます。症状が重い場合は、家族の冠婚葬祭にすら出席することができません。しかも原因物質は目に見えないものであるため、周囲の理解を得るのも困難を伴います。それらのことから社会からの疎外感や孤独感、自尊心の低下等も相まって、人生に行き詰まったような状態になってしまうのです。更に私の場合は、PTSD(以前、北京在住時に天安門事件に巻き込まれた)の影響で、「非常事態」や「緊急事態」という言葉でフラッシュバックや極度の緊張とパニックが起こり、丁度乳ガンと診断された次期が新型コロナが流行し始め、世の中が非常事態になり、CSにそれらの症状も加わり、その状態での入院・手術・通院と言われても、もはや途方に暮れるしかありませんでした。それで夫とよく話し合い、一旦、病院をキャンセルし、どうしても手術をしなくてはならないとしても、鶴見先生にお世話になり、少しでも体力が上がった上で、それからもう一度、その先にことを考えることにして、鶴見クリニックに伺いました。

 鶴見クリニックを知ったきっかけは、もともと松田麻美子先生の講演会に行っていたことで、日本で同じような方法を取り入れている先生はいらっしゃらないかと調べたことで、直ぐに鶴見クリニックに辿り着くことができました。初診に先立って、鶴見先生のご著書を拝読したのですが、その内容は全て納得でき、説得力のあるもので、大変な不安のまっただ中にいた私の心に、希望の光を灯して下さり、心の奥に「治るかも知れない」と直感を与えて下さいました。初診時にお会いした先生は、白衣もおめしになられておらず、しっかり患者に向かい、断食の必要性や、ご著書にない最新の情報なども、熱く語って下さり、私は「この先生は、とても正直で、人間味のある方だ」と感じ、信頼感を抱くことができました。そしてその時から、心のスイッチが切り替わり、先生の提唱されているナチュロパシーに取り組む力が、ムクムクと湧き上がり、何年間も抱いていなかった「物事に対する意欲」も再び芽生えて来るのを感じました。