asako_naturopathyの日記

病気は人生を変えるチャンス🎵

化学物質過敏症でガンになり、自然療法で回復した治療記② わたしの詳しいCS症状、心身ともに追い詰められていた。

 具体的に私の発症のきっけけは、2008年頃から流行り始めた、香り付き柔軟剤でした。それまでも自分では柔軟剤を使ったことが無かったのですが、わが家は、一戸建ての1階部分が、夫の経営する合氣道の道場で、そこに通う方の中に、道着にその香りつき柔軟剤を使う方が出始め、その香りが2階の自宅部分へと漂って来るようになり、数年間に渡り少しずつ吸い込んでしまった結果、多くの症状を抱えることになってしまいました。またそれらの症状は、それまでに経験のないもので、発症当初は『アレルギーかな?』とか『更年期障害かな?』とか『自分の努力や精神力が不足しているためでは?』などと思い、CSだと辿り着き、専門医を受診し診断されるまでに数年かかってしまい、その間にも症状は酷くなっていく上に、香りつき柔軟剤を使う方は増え続け、自分がCSだと判明した頃には、それ以前の日常生活が送れないほどに症状は重くなっていました。

 私の具体的な症状としては、前記した症状全てで、例えば夫の介助なく一人で散歩もできない位の酷いめまいや動悸、息苦しさ。特に運動をした訳でもないのに、激しい筋肉痛や関節痛。少しでも新たに曝露(化学物質に接触すること)をしてしまうと、それらに加え、酷い吐き気、腹痛、下痢、眼やのどの痛み、悪寒、手足の震えが同時に起こり、精神的にも、それまでの自分とは思えない位の不安感に襲われ、それらが小康状態になるまで、ただベッドの中で横になるしか方法はありませんでした。それでもベッドの中で熟睡ができるわけでもなく、頻繁に恐ろしい悪夢にうなされてしまいました。

 飲食に関しても、それまでは水道水のままで歯みがきができていましたが、刺激を感じるようになり、浄水器の水を使用するようになったり、入浴時のシャワーも刺激臭で苦しくなるため、浄水機能のあるシャワーヘッドに交換をしたりしました。食品添加物にも全て反応するようもなり、白砂糖や酸化した油脂等にも反応するため、外食や市販の弁当や惣菜(病院の入院食も!!)一切食べられなくなってしまいました。それでもその当時は無駄な努力をして、自分で料理をしようとし、お米を計量する時に、記銘力低下障害のため、1合、計っては『あれ?今、何合だっけ??』となってしまい、たった2〜3合のお米を計るのにも、メモ用紙を用意して、正の字を書き、記録しながらお米を炊かねばならず、めまいと手の震えで、幾度となく包丁で手を切り、ある時は救急車のお世話になり、9針を縫うケガをしてしまいました。幸いケガによる機能的な後遺症は残らなかったのですが、ナイロン製の縫合の糸に反応し、異常に腫れ上がってしまったため、抜糸前に糸を間引いて貰う必要があったほどでした。